日本マイクロソフトは4月27日、従業員の健康増進をITによって支援する「健康プログラム」を実施すると発表した。社内のメタボリックシンドローム患者や希望者150人を対象に、オムロンヘルスケアの活動量計や健康管理サービスによって日々の活動データを可視化することで、健康に対する従業員の意識向上を目指す。
5月7日〜6月29日のプログラム期間中、参加者の消費カロリーやエクササイズ量などを活動量計「カロリスキャン」で計測・蓄積する。計測したデータは健康管理サービス「ウェルネスリンク」で可視化し、従業員の自己分析や産業保健スタッフによる保健指導に役立てるとしている。
また、フードサービスを手掛けるエームサービスは、マイクロソフト社内の社員食堂で平均600キロカロリーの特別メニュー「栄養士オススメ!メニュー」をプログラム参加者向けに提供する。エームサービスはプログラム終了後に参加者の喫食記録、活動量データ、体重記録などを分析・検証し、マイクロソフトに提供する。
マイクロソフトは、同プログラムを通じて得られたデータを集計、分析することで「ITを活用した健康増進プログラムのショーケースにもしていきたい」としている。
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