Facebookは6月25日、ユーザーのプロフィールページにデフォルトで表示するメールアドレスを「ユーザーネーム@facebook.com」に変更した。実施日が事前に通知されなかったことから、同社のこうした対応に不満を持ったユーザーが少なくないようだ。
元々Facebookは、4月にFacebookプロフィールのURLとメールアドレスをユーザーネームで統一。この時点でURLの変更は実施されたが、メールアドレスを「ユーザーネーム@facebook.com」にする措置は行わず、ユーザーが自主的に変更する体裁だった。
だが25日になって突然この措置が強制的に実施されたため、ユーザーからに非難が沸き起こった。26日付のロイターの記事でFacebookは、「Facebookサービスの一貫性を高めるために以前から進めている広範な取り組みの一環だ」と説明している。
なお表示するメールアドレスは以前の設定に戻したり、別のアドレスに変更したりできる。プロフィール編集ページの「連絡先情報」からメールアドレスを指定し、任意のアドレスについて「タイムラインで非表示」か「タイムラインに表示中」を選択する。
Facebookの施策について英Sophosのセキュリティ研究者、グラハム・クルーリー氏は、「フィッシングやスパムからユーザーを保護する上で必要な取り組みになるが、攻撃者側がこれを逆手に取るようになるのは時間の問題だろう」とブログでコメントしている。
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