Google、サービス終了予告第6弾――iGoogleやGoogle Videoなど5サービスが標的に
2005年にスタートし、Google Newsやアグリゲーションサービスの台頭でほとんど役割を終えていた「iGoogle」もついに終了する。
米Googleは7月3日(現地時間)、主力事業へのリソース集中のために終了するサービスについて発表した。ラリー・ペイジ氏のCEO就任以来、多数のサービス終了が発表されており、6回目になる今回は5つのサービスが対象になった。
パーソナライズドホームページ「iGoogle」
2005年9月に「Personalized Home」としてスタートし、2007年5月に「iGoogle」というブランド名になったカスタマイズ可能なスタートページが、2013年11月1日に終了する。Googleはユーザーに、16カ月の猶予期間中にデータの移行をするよう勧めており、日本語のヘルプページで移行先やデータのダウンロードについて説明している。
現在、iGoogle立ち上げ当時は誰にも予想できなかったほどにWebやモバイルアプリのパーソナライズが可能になったため、iGoogleの役割は終わったという。
ビデオダウンロードサービス「Google Video」
「Google Video」は2006年1月の立ち上げ当初から不評で、同年11月にGoogleがYouTubeを買収してからはその存在が一層半端なものになっていた。Googleは2009年5月には動画のアップロードを終了している。
同サービスは2012年8月20日に終了する。Googleはユーザーに対し、それまでにアップロードしてある動画を移行、削除、ダウンロードするよう勧めている。YouTubeへの移行方法については、YouTubeの公式ブログに説明がある。
小規模企業向けの検索アプライアンス「Google Mini」
2005年1月に発売した小規模企業向け検索アプライアンスの「Google Mini」は7月31日に販売を終了する。「Google Search Appliance」「Google Site Search」「Google Commerce Search」などの製品でより良い機能を提供できるとしている。現在のユーザーへのサポートは続ける。
Google TalkをブログやWebサイトに組み込む「Google Talk Chatback」
2008年2月に提供を開始したガジェット「Google Talk Chatback」は“時代遅れになった”として終了する。ユーザーには、Googleが6月に買収を発表したソーシャルツールバーMeeboへの移行を勧めている。
「Symbian Search App」
Symbian搭載端末向けの検索アプリ「Symbian Search App」も終了する。Symbian端末からの検索にはブラウザからwww.google.comにアクセスするよう勧めている。
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