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米国家情報長官、“地球を襲うタコ”のロゴ付き偵察衛星打ち上げ成功をツイート:ねっと部
米国家安全保障局(NSA)による機密情報収集が連日のように報じられる中、米連邦政府の諜報機関が地球を襲う巨大なタコのロゴを付けた偵察衛星を打ち上げ、これを国家情報長官が画像付きでツイートした。
地球を飲み込もうとする巨大なタコの絵の下には「われわれから逃げ延びられるものはいない」というメッセージ──。これは、米国防総省の諜報機関である偵察局(NRO)が12月5日(現地時間)に打ち上げた偵察衛星「NROL-39」に描かれたロゴだ。
米国家情報長官のジェームズ・クラッパー氏がTwitterの公式アカウントでこのロゴを披露した。同氏は衛星打ち上げの成功を誇らしげにツイートした。
この打ち上げロケットには、NROと米航空宇宙局(NASA)が出資した観測機器と多数の小型偵察衛星が搭載されているとクラッパー氏はツイートした。
元CIA職員のウィリアムエドワードに関する記事が連日報じられる中、このロゴはあまりに衝撃的だとTwitter上で話題になっている。
NROの広報担当者は米Forbesに対し、「NROL-39のロゴに採用したタコという生物は、高度な知性を持ち、柔軟だ。このロゴは、米国の敵が世界のどこに隠れても米国はその敵を見つけ出せることを象徴している」とコメントした。
ねっと部
ハードでソフトなITニュースの合間にネット上の面白いモノ・コトをお伝えする部活動。正式には「ITmedia学園ニュース科インターネット部」、略して「ねっと部」(たぶん)。部長はめがね(予定)。
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