Mailbox、Android版、新機能「Auto-swipe」、Mac版βを発表
Dropbox傘下のMailboxが、MailboxのAndroid版とMac版β、ユーザーのアクション履歴から学習したパターンで提案する自動スワイプ/スヌーズ機能「Auto-swipe」を発表した。
米Dropbox傘下のMailboxは4月9日(現地時間)、これまでiOS版のみだった同名のメールアプリ「Mailbox」のAndroid版を公開した。米GoogleのGoogle Playから無料でダウンロードできる。
Mailboxは、受信箱に未読状態のメールを残さずに済む機能を搭載したクラウドベースのメール管理アプリ。メールプラットフォームとしてはGmailとiCloudのアカウントのみをサポートする(将来的には拡大する計画としている)。
同社はまた、「Auto-swipe」という新機能を発表した。ユーザーのスワイプやスヌーズ履歴からアクションのパターンを学習し、メッセージについての自動スワイプあるいはスヌーズを提示するというものだ。過去にスワイプされたスレッドに似たスレッドを非表示にしたり、仕事時間中に友人から来たメールを自動的にスヌーズしたりする。
Mailboxは立ち上げ当初からこの機能を搭載したかったが、Dropboxによる買収でインフラが整備できてはじめて可能になったとしている。同日から、ユーザーが1台以上の端末にインストールしたMailboxの設定とAuto-swipeのパターンはDropboxで同期される。つまり、例えばAndroid端末で設定したリストやスヌーズなどが、iPadにも反映される。
同社はまた、Mac版Mailboxのβ版も発表した。Mailboxのページからプライベートβに申し込める。
Mailboxの親会社であるDropboxは過去7年間、ユーザーのデータを安全に保存するための“魔法のフォルダ”を目指して成長してきたが、同社の第2章として、今後この魔法のフォルダを“人生のホーム”にすることを目標にするという。テクノロジーのわずらわしさからユーザーを解放するためのサービスを打ち出していくとしている。Dropboxは同日、Dropboxにバックアップした写真と動画をiOSおよびAndroid端末で閲覧するためのモバイルアプリ「Carousel」を公開した。
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