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アプリインストール後もAndroid端末を監視、Googleがセキュリティ強化
新サービスではインストール後も端末を継続的に見張り、全てのアプリに不審な挙動がないかどうかを確認する。
米Googleは4月11日、Androidを搭載したスマートフォンやタブレットを有害アプリから守るため、新しいセキュリティサービス層を追加すると発表した。
Androidでは現在、Google Play以外のサービスからアプリをインストールする際に不正な機能がないかどうかチェックする「Verify apps」を提供している。新サービスはこれをベースとして、インストール後も端末を継続的に見張り、全てのアプリに不審な挙動がないかどうかを確認する。Googleはこれを、自宅の安全を監視するホームセキュリティサービスにたとえている。
新サービスは無料で追加され、アプリの挙動チェックにはAndroidセキュリティチームとSafe Browsingが開発したAndroidアプリスキャンシステムを利用する。
アプリに不審な挙動が見つかった場合は警告メッセージが表示される。ただ、「潜在的に有害なアプリは極めて少なく、この新しい防御層が加わってもほとんどのユーザーは警告を目にすることはないだろう」とGoogleは解説している。
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