準惑星の表面に写った白い点は……?──米航空宇宙局(NASA)はこのほど、探査機「ドーン」(Dawn)が撮影した準惑星ケレスの写真に正体不明の明るい点が写っていることを明らかにした。火山や氷原などの可能性もあるが、さらに接近してみないと分からないという。
ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯(アステロイドベルト)で最大の天体(直径952キロ)。ドーンは詳細な観測のため、ケレスへの接近を続けている。
写真は2月19日、ケレスから4万6000キロの位置から撮影した。クレーターのような窪地に明るい点が2つ写っている。
点はドーンがケレスに接近した1月以降から見え始めた。火山活動などの可能性もある一方、地質学的な判断をするためにはより接近して高解像度の写真を得る必要があると科学者は考えている。カメラ担当の科学者も「ミステリーのままだ」という。
ドーンは来月6日、ケレスの周回軌道に入り、詳細な観測を行う計画だ。
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