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Google、Appleの「CarPlay」対抗の車載システム「Android Auto」を正式リリース
対応する車載システムにAndroid端末を接続することで、Androidのアプリをダッシュボードで操作できるようにする「Android Auto」が米、英、オーストラリアで正式公開された。
米Googleは3月19日(現地時間)、米、英、オーストラリアでAndroid端末利用の車載システム「Android Auto」をリリースしたと発表した。対応地域のGoogle Playで同日、Android Autoアプリが公開された。
同システムに対応する車載情報機器を持つAndroidユーザーは、アプリをインストールしたAndroid端末をUSBケーブルなどで情報機器に接続することで、走行中もAndroidを車載ディスプレイ経由で利用できる。
Android Autoは昨年のGoogle I/Oで発表された。発表段階ではホンダやAudiなど多数の自動車メーカーやカーナビメーカーがパートナーとして紹介されたが、リリース段階で対応するのはパイオニアのシステムのみのようだ。
Androidアプリの開発者は、Andoid AutoのSDKを利用することで自分のアプリをAndroid Autoに対応させることが可能。ユーザーは対応アプリを車載システムのディスプレイやマイクを使って操作できるようになる。
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