米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星のカラー写真が公開された。ニューホライズンズは7月14日に冥王星に最接近し、詳細な観測を行う予定だ。
冥王星と、その左下にカロンが見える NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute
写真はニューホライズンズが搭載するカラーカメラで撮影された最初のもので、4月9日に冥王星から1億1500万キロの位置でとらえられた。やや赤みを帯びた冥王星と、その左下に最大の衛星カロンが写っている。
ニューホライズンズは7月14日には冥王星に約1万4000キロまで近づき、冥王星表面の詳細な写真撮影などが行われる。
関連記事
- NASA「ニューホライズンズ」から冥王星の写真が届く
NASAの探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の写真が公開された。 - 準惑星ケレス“不思議な明るい点”は謎のまま NASA
準惑星ケレスの表面に写った不思議な明るい点を探査機「ドーン」が調べたが、その正体はまだ分からないという。 - 小惑星帯最大・準惑星ケレスの鮮明な写真、探査機「ドーン」が撮影
探査機「ドーン」が撮影した準惑星ケレスの写真をNASAが公開した。 - 「はやぶさ2」は「たいへん順調」 初代の経験生きイオンエンジン万全 「やったな!という感覚」と國中氏
「はやぶさ2」の打ち上げから2カ月。初期運用は「たいへん順調」という。初代「はやぶさ」の経験を生かして開発されたイオンエンジンも万全な状態だが、心配もあるという。 - 太陽系第9惑星が消滅――「冥王星は惑星ではない」ことに決定
国際天文学連合が「惑星」の新定義を発表、冥王星は惑星ではなく、「矮惑星」と定義されることになった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.