Microsoft、パーソナルアシスタント「Cortana」のiOS/Androidアプリを発表:Windows 10と連係
MicrosoftがWindows 10に標準搭載するパーソナルアシスタント「Cortana」のiOSおよびAndroidアプリ版を発表した。Microsoftアカウントでログインすれば、例えばPCで設定したリマインダーをiPhoneで表示するといったことが可能になる。
米Microsoftは5月26日(現地時間)、次期OS「Windows 10」に標準搭載するパーソナルアシスタント機能「Cortana」のiOSおよびAndroidアプリ版を発表した。
Cortanaは、Windows PhoneおよびWindows 10に搭載される、米Googleの「Google Now」や米Appleの「Siri」のようなパーソナルアシスタント機能。「Hey, Cortana」と音声で呼び掛けることで起動し、天気予報などの簡単な質問への回答や、アラームやリマインダーの設定などができる。日本語には現在まだ対応していない。
Google Nowと同様に、同じアカウント(Cortanaの場合はMicrosoftアカウント)でログインして使う端末をまたがるCortanaの情報が同期され、例えばPCで設定したアラームやリマインダーが適宜Android端末やiOS端末に表示されるようになる。
iOS/Androidアプリ版でもWindows Phone版とほぼ同じことができるが、OS側の制限により完全に同等ではないという。例えば、「Hey, Cortana」での起動や、アプリの起動などはできない。
Microsoftはまた、Cortanaを含む同社のマルチプラットフォームアプリをWindows 10と簡単に連係するためのWindows 10アプリ「Phone Companion」も発表した。Windows 10にビルトインされる。
スタートメニューでPhone Companionを選ぶと上の画面が表示されるので、「Windows」「Android」「iPhone or iPad」から連係させたい端末を選ぶ。次に表示されるアプリ一覧(下図)で、例えばOneDriveを選ぶと、まだ端末にインストールしていない場合はインストールから、インストールされている場合は同期の設定などができる。
公式ブログで紹介されている画面には、OneDrive、Office、OneNote、Skype、Outlook、Xbox Music、Cortanaが並んでいる。Windows 10正式版リリース段階ではOneClipなども追加されるかもしれない。
Xbox Musicアプリの最新版(6月か7月にリリース)では、3月に追加されたOneDriveの音楽再生機能(日本は未対応)をβ機能としてモバイルアプリでも使えるようになる。
CortanaのAndroidアプリは6月末に、iOSアプリは年内に提供開始の予定。
Phone Copanionアプリは数週間後のWindows 10プレビューのアップデートで追加される。
Cortanaについては、今夏に予定されているWindows 10のリリース段階で日本語をサポートするかどうかは不明だ(Microsoftは「CortanaはWindows 10立ち上げ段階で一部の地域で利用可能になる」としている)。
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