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Siri対応の「Apple TV」、WWDCでは登場せず?──New York Times報道
Appleは、6月8日のWWDCで「Apple TV」の新モデル発表を予定していたが、“まだ完成していない”として発表を延期したとNew York Timesが報じた。
米Appleが6月8日(現地時間)から開催する年次開発者会議「WWDC 2015」では、うわさされていた新「Apple TV」の発表は見送られる──。米New York Timesは6月3日(現地時間)、この件に詳しい複数の情報筋の話としてそう報じた。
Appleは当初、このイベントを新Apple TVの披露に使おうとしていたことは確かだが、“まだ完成したとはいえない”として発表を延期したという。
延期の理由はハードウェアだけでなく、新Apple TVで利用できるようになる予定のインターネットTVサービスのコンテンツが競合と比較してまだ充実していないからという。コンテンツ企業との価格交渉の難航が一因としている。
Appleが同日開設したスマートホーム機能「HomeKit」のサポートページによると、対応機器を外出先から利用するためにはApple TVが必要だが、この機能は現行モデル(第3世代以降)でも使えることになっている(別記事)。
Appleは2012年以来、Apple TVの新モデルを出していない。
WWDCの基調講演は日本時間の6月9日の午前2時から、こちらでライブストリーミングされる(視聴するにはiOSおよびMacのSafariあるいはApple TVが必要)。
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