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バイドゥ、東大発ベンチャーpopIn買収 ネイティブ広告配信技術を中国百度に導入
バイドゥがネイティブ広告配信技術を開発するpopInを買収した。中国百度への導入、その後の世界展開を目指す。
バイドゥは6月8日、東京大学発ベンチャー企業popInの全株式を取得したと発表した。ネイティブ広告関連技術を中国のポータルサイト「百度」(Baidu)に導入する。
popInが開発する「READ」は、記事の滞在時間や読了率、内容関連率などから読者満足度や媒体・コンテンツの価値を測定する技術。分析結果を元に、より効果が高く読者の興味関心を引くネイティブ広告を配信するという。
ネイティブ広告市場の成長を見込み、READを中国最大級の広告プラットフォームを持つ百度に導入。ビッグデータ活用の強化と広告の精度向上に取り組む。
今後、アジアを始めとした世界展開や、中国百度の持つ人工知能技術やディープ・ラーニングと組み合わせた技術開発を目指す。popInは独立した事業会社として従来の事業・サービスを継続する。
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