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「Apple Music」、米州政府が独禁法違反の調査開始──米報道
Apple Musicをめぐり、かつてのiBookstore立ち上げの際と同様に、Appleがコンテンツ企業(今回は音楽レーベル)に圧力を掛けたり共謀したりしていないかどうかの独禁法調査を米州政府が開始した。
米Appleが6月30日(現地時間)に開始する予定の音楽サービス「Apple Music」をめぐり、ニューヨーク州とコネティカット州の司法当局が共同で独禁法に抵触しているかどうかの調査を始めた。米New York Timesなど、複数の米メディアが9日に報じた。
Appleが、スウェーデンSpotifyなど、競合他社との競争を有利に進める目的で、音楽レーベル各社に圧力を掛けたり、共謀したりした疑い。
Appleはかつて、iBookstoreでの価格設定をめぐって米司法省に独禁法違反で提訴されている。
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