米Appleが米国と欧州でMVNOサービスへの参入を検討している――米Business Insiderが8月3日(現地時間)に複数の情報筋の話としてそう伝えた。
記事によると、Appleはすでに米国内でMVNOサービスのテストを始めているほか、欧州でもサービスを提供すべく現地キャリアとの協議を進めているという。
同サイトはこの日「AppleがSiriを応用した“iCloud Voicemail”という名のボイスメールサービスをテスト中」とも報じており、「AppleがMVNOサービスの提供に先立ってボイスメールを押さえておきたい考えは理にかなっている」と指摘している。
AppleのMVNO参入をめぐっては数年前からうわさがあるほか、同社は2011年、独自MVNOサービスに向けた特許を出願している。
ただし、Appleが今後もしMVNOサービスに参入するとしても、それはかなり気の長い話になりそうだという。Business Insiderは今回、通信キャリア側の情報筋の話として「AppleはMVNOを長期的に検討しており、完全なサービススタートまでは少なくとも5年以上かかるだろう」と伝えている。
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