FacebookのザッカーバーグCEO、「いいね!」以外のボタンを間もなくテスト開始と発表
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが、悲しかったりつらかったりする投稿に共感を表せる「いいね!」以外のボタンのテストを間もなくスタートすると語った。
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは9月15日(現地時間)、昨年11月から不定期に開催している「Q&A with Mark」を本社キャンパス内のタウンホールで開催し、一般ユーザーから寄せられた9000以上の質問から選ばれた十数件の質問に回答した。
その中で、これまでも何度も質問されてきた「いいね!」以外のボタンの予定について、「何年もの間、何百人という人が「Dislike」ボタンについて聞いてきた。今日は特別な日だ。なぜなら、私達がそういうボタンに現在取り組み中だということを初めて正式に発表するからだ」とし、「間もなくテストを始める」とも語った。
具体的な名称については触れなかったが、ザッカーバーグ氏はこのボタンは「Like(いいね)」の反対の「Dislike(よくないね)」にはしないと語った。YouTubeやRedditなどにある親指を下に向けたボタンは、投稿を批判するものだが、Facebookが予定しているのは、悲しかったりつらかったりする投稿に対して共感を示すためのボタンになるという。
「例えば愛する人が亡くなったという投稿や、シリア難民についての投稿に共感を示すために「いいね!」を押すのは抵抗があるはず」だとし、こうした場合に使えるボタンを目指しているという。
Q&Aではこの他、第一子についてFacebookで発表したことについてや、人工知能の取り組みについて、「頼むからグレー以外のTシャツを着てくれ」という懇願(別の色も持ってるけど週末にしか着ない、と回答)など多岐にわたった。
Q&Aの録画はこちらで視聴できる。「いいね!」ボタンについては約2分目くらいからだ。
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