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新iPhoneの「A9」プロセッサの製造元はSamsungとTSMC──Chipworksの分解で判明
半導体チップの解析で知られるChipworksが、iPhone 6s/6s Plusのプロセッサ「A9」の製造元がSamsungとTSMCの2社で、Samsung製の方が小さいという分解・解析結果を発表した。iFixitの分解リポートでは、6sのA9はSamsung製、6s PlusはTSMC製だった。
米Appleが9月25日に発売した「iPhone 6s」および「iPhone 6s Plus」に搭載されているプロセッサ「A9」を製造するのは、韓国Samsung Electronicsと台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)の2社──。半導体チップや電子機器の解析で知られるカナダの特許支援企業Chipworksが9月28日(現地時間)、複数の新iPhone端末の分解で明らかになったと公式ブログで発表した。
Samsung製の「APL0898」とTSMC製の「APL1022」はサイズが異なり、Samsung製の方が小さい。
iPhoneの分解で知られる米iFixitの分解レポートによると、iPhone 6sのプロセッサはSamsung製のAPL0898で、iPhone 6s PlusのプロセッサはTSMC製のAPL1022だった。
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