Twitterの会長にGoogleアドバイザーのオミド・コーデスタニ氏が就任
Twitterのジャック・ドーシー氏が10月に正式CEOに就任した際、空席になっていた同社の取締役会会長職に、Googleのベテランで8月から上級アドバイザーを務めていたオミド・コーデスタニ氏が就任した。
米Twitterは10月14日(現地時間)、米Googleおよび米Alphabetの上級アドバイザー、オミド・コーデスタニ氏(52)を取締役会長に指名したと発表した。コーデスタニ氏は同日、同職に就任した。
ジャック・ドーシーCEO(38)が自身のTwitterで発表した。
ドーシー氏は連続するツイートで、「オミドは経験豊富なリーダーで、私と当社幹部を助け、導き、優秀な人材を採用するのを助けてくれるだろう」「偉大な会長を迎えることは、取締役会を世界最高にするための最初の一歩だ」と語った。
オミド・コーデスタニ氏はGoogleに1999年に入社した同社の古株。Google以前は米Netscapeや米Hewlett-Packard(HP)などで幹部を歴任し、2014年からCBO(最高事業責任者)を務めていた。Googleの会社概要では本稿執筆現在、まだ上級副社長兼CBOと表示されているが、GoogleのAlphabetへの移行完了後、同氏は自身のGoogle+で前職である“CEOのアドバイザー”に戻ると語っている。同氏のLinkedInによると、肩書は8月から10月までがGoogleおよびAlphabetの上級アドバイザーに、10月からはTwitterの会長になっている。
Twitterは前日、従業員の約8%をリストラすると発表した。同社は10月に正式CEOに就任したドーシー氏の下、よりフォーカスしたTwitter」を目指す改革を進めている。
Twitterでは6月にディック・コストロ氏がCEOを辞任すると発表し、7月から当時会長だったジャック・ドーシー氏が暫定CEOを3カ月務めた後、10月に同氏が正式CEOに就任し、会長からは退いていた。ドーシー氏は米SquareのCEOも兼任している。ドーシー氏は同日、Squareの株式公開の計画を発表した。
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