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「Surface Book」をiFixitが解剖──「マッスルワイヤ」の構造も明らかに

Microsoftの初ハイブリッドノートPC「Surface Book」をiFixitが分解した。マザーボードが通常とは逆向きに設置されていたり、いたるところに粘着剤が使われており、“修理しやすさ”は10点満点で最低の1点だった。

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 米Microsoftが10月26日(現地時間)に北米で発売した同社初のハイブリッドノートPC「Surface Book」を、米iFixitがさっそく分解し、リポートを公開した。

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分解結果

 Surface Bookは厚さ約7.7ミリと薄く、ディスプレイの脱着部に360度折り曲げられる独自ヒンジ「マッスルワイヤ」を採用するWindows 10搭載のノートPC。ディスプレイ部分を外してタブレットとして使うことも可能だ。こうした機能を実現するために内部構造には様々な工夫が施されており、例えばマザーボードは通常とは逆向きに設置されており、いたるところが粘着剤で接続されていることがiFixitの分解で明らかになった。従って、iFixit恒例の“修理しやすさ”の採点は10点中1点と最低点。ただし、iFixitのようなプロに頼めば、SSDとバッテリーの交換はかろうじて可能という。

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マッスルワイヤ(Microsoftのサイトより)

 マッスルワイヤで接続する部分はバネやワイヤー、滑車、ロッドなどで構成されており、ディスプレイをベース(キーボード側)から外すとグリップの役割を担うロッドがベースのメタルタブからロールアウトすることで、安全に接続を切ることができる。

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マッスルワイヤの内部構造

 iFixitが分解した個体のSSD(NAND Flash)とDRAMは韓国Samsung Electronics製だった。

 iFixitによる豊富な写真付きの詳しい解剖リポートはこちら


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