米Appleはここ数日で、App Storeの検索アルゴリズムに大幅な変更を加えたようだ。11月3日からアプリ検索の精度が向上し、検索キーワードとの関連性が高いアプリが表示されやすくなった――と米TechCrunchなどが伝えている。
App Storeでは従来、アプリ開発者が申請時に登録した100文字までの検索用キーワードに基づき検索結果を表示していた。だが今回、開発者が登録していないキーワードに対しても、関連性が高そうなアプリを検索結果に含めるようになったようだ。
これにより、1つの検索キーワードに対して表示されるアプリ数が多くなったほか、検索自体の精度も高まったという。TechCrunchがこの件についてAppleにコメントを求めたところ、すぐに回答は得られなかったとしている。
一方、App Storeの検索機能は確かに良くなったが、米Googleの「PageRank」のように高度な検索アルゴリズムを搭載したわけではなく、まだ改善の余地がある――という指摘もある。
Appleは6月に開いた開発者会議「WWDC 2015」で、App Storeの登録アプリが150万を超えたと発表した。巨大化するストアの中で優秀なアプリが埋没してしまうことを防ぐため、ランキングに依存しない検索機能を強化しようとしているのかもしれない。
関連記事
- 「iOSを潰せ」「iPhoneなんか使わねぇよ」 Apple初のAndroidアプリが罵倒の対象に?
Apple初のAndroidアプリ「Move to iOS」が、Google Playのレビュー欄で猛烈な非難の対象になっているようだ。 - 「漫画の性的描写」でApp Storeからアプリと開発者アカウント削除 アプリメーカー、Appleと「協議中」
スマホアプリの開発を行うNagisaが「一般漫画作品の一部にある性的描写」を理由に米Appleにデベロッパーアカウントを停止された。今後の対応は「協議中」という。 - 人気ゲーム「リア充爆発しろ!」が「暴力行為」でAppleからリジェクト 「リア充絶滅しろ!」に改名して復活
人気ゲームアプリ「リア充爆発しろ」が「暴力行為」を理由にAppleからリジェクトされ、ストアから一時消えていたが、「リア充絶滅しろ」に改名し、内容も修正して復活した。 - 「モンスト」App Storeから消える
人気ゲーム「モンスト」iOS版がApp Storeから消えた。同アプリの「シリアルコード」機能をAppleが問題視し、ストアから削除した可能性がある。 - 「モンスト」App Storeに復活
App Storeから消えていた「モンスト」が、30日朝までに復活した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.