Uber、Android/iOSアプリに配車要請ボタンを簡単に追加できるツールを無償提供
配車サービスのUberが、サードパーティー製アプリに配車リクエストボタンを簡単に追加できる開発ツールの無償提供を開始した。ユーザーは、例えばレストラン紹介アプリで目的のレストランページに表示されるUberアイコンをタップすれば、その場でUberの配車をリクエストできる。
米Uberは12月2日(現地時間)、サードパーティー製Android/iOSアプリに配車リクエストボタンを追加できる「Uber Ride Request Button」を発表した。Uberサービス提供地域のアプリ開発者はこちらから登録できる。
ダッシュボードに登録してAndroidあるいはiOS向けの「Uber Rides SDK」をインストールすればコードを数行追加するだけでアプリの任意の位置にUberのアイコンが付いた「Ride Reaust Button」を配置できる。
Uberは昨年4月にリクエストボタンを追加するUber APIを一部のパートナー向けに公開したが、新ツールは誰でも利用でき、ボタン設置がより簡単になっている。
観光案内アプリやレストラン情報アプリにUberのアイコンが表示されたら、ユーザーは目的地のページ上のリクエストボタンをタップするだけで、別途Uberアプリを起動して目的地を入力せずに配車をリクエストできる。
例えばFoursquare(英語版)のお店情報ページに表示される「Ride there with Uber」をタップするとアプリ内でUberのサービス選択画面が表示される(リクエストするにはUberのアカウントが必要)。
米国ではアプリ開発者向けのアフィリエイトプログラムがあり、アプリのリクエストボタンで新規ユーザーがUberを利用すると1回当たり5ドルのクレジットを獲得できる。
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