Facebookの「Instant Articles」がAndroidにも対応 世界39カ国で利用可能に(日本はまだ)
Facebookが、公式iPhoneアプリのニュースフィード上でメディアの記事コンテンツを快適に読めるようにする「Instant Articles」を、Androidアプリにも対応させた。39カ国で利用できるが、日本のメディアはまだ参加していない。
米Facebookは12月16日(現地時間)、5月にiPhone版Facebookアプリでスタートした「Instant Articles」の提供をAndroid版アプリでも始めたと発表した。
Instant Articlesは、メディアがコンテンツをFacebook上で公開することで、ユーザーは従来のニュースフィード上のリンクよりも迅速にストレスなく記事を開いて読めるようになるというもの。
ニュースフィード上のInstant Articlesの投稿は、右上に稲妻アイコンが付いている。記事末に転載した紹介動画から分かるように、通常のリンクをタップした場合よりも速くページが開き、動画やインタラクティブな地図などを盛り込める。
参加メディアは自社サイトに掲載するコンテンツを、Facebookが提供するツールでInstant Articles用にアレンジして投稿すればいい。自社サイトへのリードはなくなるが、迅速に表示できる分ユーザーの離脱率は減るだろうし、Instant Articles内に広告を掲載することも可能だ。リアルタイムのページビューチェック機能もある。
中国やインドなど、ネットワーク環境が整わず、スペックの低めのAndroid端末ユーザーが多い地域では特に、快適にコンテンツを表示できるかどうかはメディアにとっても重要だろう。
Instant Articlesは、立ち上げ段階では米国のThe New York TimesやBuzzFeedなど9社が参加し、16日の発表の時点では39カ国の350以上のメディアが参加している。日本のメディアはまだ1社も参加していない。
コンテンツを快適に表示するための取り組みとしては、米Googleが米Twitterなどと協力して10月にオープンソースプロジェクト「Accelerated Mobile Pages(AMP)」を立ち上げ、日本の新聞大手やLINEなどがこれに参加している。
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