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アニメ「ポケモン」「妖怪ウォッチ」制作のOLM、イマジカ・ロボットが子会社化
イマジカ・ロボットホールディングスが「ポケモン」「妖怪ウォッチ」の製作会社OLMを子会社化する。
イマジカ・ロボット ホールディングス(HD)は12月22日、アニメ制作会社オー・エル・エム(OLM)の株式を過半数取得し、子会社化すると発表した。既存の映画やドラマの制作体制を強化し、映像ソフト事業全体を拡大を狙う。
OLMは「ポケットモンスター」「妖怪ウォッチ」などテレビ・劇場用アニメーションを手掛けるアニメ制作会社。CG技術を生かし、実写映画やドラマなど他ジャンルの作品のプロデュースも展開している。2015年5月期の売上高は79億1200万円、純利益は9億5600万円。
イマジカ・ロボットHDは現在保有しているOLM株式4.85%に加え、4月4日付でOLMの奥野敏聡社長らから株式を追加取得することで保有比率を51.3%まで高め、子会社化する。追加取得額は約28億円。
イマジカグループは映像コンテンツ関連事業を展開しており、既存の実写映画・ドラマ・CMなどの制作体制を強化するとともに、子どもたちに親しまれるアニメ制作事業を獲得し、映像ソフト事業全体の拡大を図る。機器やソフト、データセンターなどのインフラを共同利用することによる効率化やコスト削減、国内外での協業にも取り組む。
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