スポーツ庁は1月25日、同庁のシンボルマークの最終候補5作品をWebで公開し、意見募集を始めた。
「スポーツをわかりやすく表す」「スポーツ行政を総合的に推進することを表す」「親しみのあるデザイン」をテーマに昨年7月に公募し、プロのデザイナーや主婦・学生などから計215点が集まった。専門家と有識者5人が検討・選出した最終候補5作品とそれぞれのコンセプトをWebで公開し、広く意見を公募する。
2月5日までメールで受け付け、国民からの意見を踏まえて決定する。票数などはシンボルマークの選定に直結するものではないとしている。
鈴木大地スポーツ庁長官は「新たに選定するシンボルマークは、幅広い分野にわたる『スポーツの力』を表象するとともに、受け手である皆さん方に『スポーツの力』を感じていただけるものであってほしいと考えています」とコメントしている。
白紙撤回された2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムも昨年末に公募を行っており、同様に最終候補4作品を公開・意見募集する予定だ。
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