「YouTube Red」オリジナル動画、2月10日配信開始 日本から購入可能
YouTubeの会員制有料サービス「YouTube Red」のオリジナルコンテンツ提供が2月10日から始まる。まずは「RWBY」のプロダクションによるSF映画など4本を公開。コンテンツは日本からもYouTube上で購入できる
米Google傘下のYouTubeは2月4日(現地時間)、昨年10月に米国で開始した会員制有料サービス「YouTube Red」のオリジナルコンテンツを2月10日から提供開始すると発表した。
YouTube Redは、月額9.99ドルで広告を表示せずにYouTubeのコンテンツを視聴できるサービス。現在は米国でのみ提供している。「Google Play Music」も無料で利用できる。
オリジナルコンテンツについてはサービス開始段階で予告されていたが、ようやく実現する。
2月10日に視聴可能になるのは4本の映画やバラエティー番組。サポートページによると、オリジナルコンテンツは、日本でもYouTube上で購入し、対応端末で視聴できる(有料コンテンツはサムネイルの下に[$]マークが表示され、これをクリックすると決済に進む)。また、Google Playでも購入できる。Google Playの場合は、映画は公開の1カ月後から、シリーズ番組の場合は最新エピソードのリリース翌日から購入できる。
最初の4本は、「RWBY」を手掛けた米CGプロダクションRooster TeethのSF映画「Lazer Team」、カナダの人気ユーチューバーの旅と生活のドキュメンタリー映画「A Trip to Unicorn Island」、青春ダンス映画「Dance Camp」、トップユーチューバー、PewDiePieのスリラーシリーズ「Scare PewDiePie」。ユーチューバーの作品も、プロが制作にかかわっている。(タイトルのリンク先はいずれもトレーラー動画。)
オリジナルコンテンツはこちらのチャンネルでチェックできる。
【UPDATE】2月13日に日本から購入できることを確認した。
Google Playなどで決済用カードを登録しているGoogleアカウントでYouTubeにログインしていれば、数クリックで購入が完了し、以降何度でも視聴できるようになる。
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