ニュース
Google、“ロボットいじめ”動画で話題のBoston Dynamicsの売却検討か
Googleが、2013年に買収したロボットメーカーBoston Dyamicsの売却を検討しているとBloomobergが報じた。売却先としてAmazon.comやトヨタが候補に挙がっているという。
Googleの持ち株会社である米Alphabetが、ヒューマノイドロボAtlasや犬型ロボット(の動画)で知られる傘下のBoston Dynamicsの売却を検討していると、米Bloombergが3月17日(現地時間)、2人の情報筋の話として報じた。
Bloombergによると、売却検討の主な理由は、AlphabetがBoston Dynaicsは向こう数年間は市場向け製品をリリースできないと判断したことだという。
Alphabetは1月にロボティクス部門をX(旧Google X)に統合したが、2013年に買収したBoston Dynamicsは独立子会社として残した。
Boston Dynamicsの買収を推進したアンディ・ルービン氏がGoogleを退社した後、Boston Dynaicsと他のロボティクス部門(Replicant部門)の関係はあまりよくなかったという。
売却先としては、米Amazon.comやトヨタのトヨタ研究所が挙がっているという。Amazonはかつて物流強化の目的でロボット企業の米Kiva Systemsを買収している。トヨタは生活支援ロボット開発や人工知能研究に注力している。
関連記事
- GoogleのヒューマノイドロボAtlasが超進化し実用域に
ホッケースティックでどつかれる二足歩行ロボットが涙を誘う。 - Boston Dynamics、足蹴にしても踏ん張る犬型ロボット「Spot」(動画あり)
Google傘下のBoston Dynamicsが、体重が約73キロで階段の昇降やギャロップができる犬型ロボット「Spot」の動画をYouTubeで公開した。人と一緒にジョギングしたり、思い切り足蹴にしても踏ん張って体勢を立て直すシーンが紹介されている。 - Google、四足ロボット「BigDog」のメーカーBoston Dynamicsを買収
元Android責任者であるアンディ・ルービン氏率いるGoogleのロボティクスプロジェクトが、DARPA向けロボットで知られるBoston Dynamicsを買収した。 - 「Google X」は「X」になり、ロボット事業も統合──re/code報道
Googleの“ムーンショット工場”である「Google X」がAlphabet傘下の「X」になり、従来よりインキュベーター的な組織になるとre/codeが報じた。アンディ・ルービン氏退社後不在だったロボティクス部門のリーダーが決まり、同部門もX下に入る。 - Androidの父が再び子ども(Androidスマホ)の元に帰ってくる?
Androidの生みの親であり2年前までその事業を率いていたアンディー・ルービンがAndroidスマートフォンベンダーを立ち上げて復帰するかもしれない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.