ニュージーランド国旗の変更をめぐる国民投票で、現国旗の支持率が56.6%、新デザイン案が43.2%となり、現在のデザインのままとなることが30日に決まった。投票総数は、有権者の約68%に当たる213万5622票で、現在の国旗が120万8702票を集めた。
現国旗と争ったのは、同国に自生する植物「シルバーファーン」を描いたデザイン案。現在の国旗が「オーストラリアの国旗と混同しやすい」「ユニオンジャックが英植民地時代の名残り」といった声を受け、同国のジョン・キー首相がデザイン変更を提唱。1万292件の公募作品から、国民投票を経て昨年12月に選出し、現行の国旗との決選投票に至った。
投票結果を受け、キー首相は公式Twitterで「ニュージーランドの国民は現国旗の維持を選んだ。この国旗を使い、受け入れ、誇りに思ってください」とコメントしている。
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