Acer、“VR Ready”なノートPC「Predator 17 X」発売へ 価格は約31万円から
Acerが、Oculus RiftやHTV ViveなどのVR HMDを快適に使えるスペックを備えた“VR Ready”なノートPC「Predator 17 X」とデスクトップPC「Predator G1」を発表した。価格は、ノートは約31万円から、デスクトップは約25万円からだ。
台湾Acerは4月21日(現地時間)、ニューヨークで開催したプレスイベントで、“VR Ready”なゲーム向けノートPC「Predator 17 X」およびデスクトップPC「Predator G1」を発表した。Oculus RiftやHTC ViveなどのVR HMD(仮想現実ヘッドマウントディスプレイ)と接続して快適に使えるとしている。
Predator 17 Xは、17.3インチのノートPC。米Intelの第6世代Core i7プロセッサ、米NVIDIAのGeForce GTX 980を採用し、3基の空冷システムを搭載する。オーバークロッキングにより、最高でCPUを4.0GHzに、GPUを1310Mhzに、VRAMに3.7GHzに高速化できるとしている。ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080)あるいは4K(3840×2160)のいずれかで、NVIDIAのG-SYNC技術によりスムースな映像が楽しめるという。
ポートは、USB 3.0×4、Thunderbolt 3が1、HDMIが1。スペック表によると、Bluetoothはサポートしないようだ。バッテリーは6000mAh。重さは約4.2キロだ。
中国では5月に、北米と欧州では6月発売の予定。日本で発売するかどうかはまだ発表されていない。米国での販売価格は2799ドル(約31万円)から。
デスクトップPCのPredator G1は、プロセッサは第6世代Intel Coreシリーズ、GPUはNVIDIA GeForce GTXシリーズ(最高位はTitan X)を採用。メモリは64GBまで、ストレージはHDDであれば4TBまで、SSDは512GBまで拡張可能だ。USB 3.1 Type-Cポートを備える。
欧州では6月に、中国と北米では7月に発売の予定。こちらも日本で発売するかどうかはまだ不明。米国での販売価格は2299.99ドル(約25万円)から。
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