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VRのケーブル問題を解決する背負式ゲームPC、MSIが発表
VR ReadyなPCは現在ほとんどがデスクトップタイプで、VR HMDとケーブルで接続すると動きを制限されてしまう。この問題を解決できそうな背負えるVR Ready PC「Backpack PC」をMSIがCOMPUTEXで披露する。
台湾MSIは5月23日(現地時間)、5月31日から台北で開催のCOMPUTEX TAIPEI 2016で披露する製品ラインアップの1つとして、「MSI Backpack PC」を発表した。
MSIは、ユニークなデザインのゲームPCやATXマザーボードで知られるPCメーカー。周辺機器としてPC向けのバックパックも販売しているが、MSI Backpack PCは、PC自体を背負えるようになっている。
まだ詳細スペックは公表されていないが、プロセッサは米IntelのCore i7でグラフィックスカードとして米NVIDIAのGTX980を搭載しており、「VR Rready」だ。
これならVR HMDと接続した際にケーブルの取り回しを気にせずに仮想世界に没入できそうだ。
VRを楽しむためにPCを背負うという発想は、既にVRシステム企業のTHE VOIDが「ハイパーリアリティ」システムとして展開している。このシステムを応用したゴーストバスターズのテーマパーク(プロトンパックに見立てたPCを背負い、HMDを装着して歩き回れる)が7月にニューヨークでオープンする予定だ。
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