Xbox Oneに今夏、Cortanaがやってくる
Microsoftが今夏に予定している「Xbox One」のアップデート内容について発表した。新機能の1つとして、現在「Windows 10」で利用できている音声認識パーソナルアシスタントの「Cortana」を追加する。今夏段階で日本でも利用できるようになるかどうかはまだ不明だ。
米Microsoftは6月6日(現地時間)、ゲーム端末「Xbox One」の今夏のアップデートで、音声認識パーソナルアシスタント「Cortana」を追加すると発表した。
これは、Windows 10搭載端末であるXbox Oneの「Anniversary Update to Windows 10」の一環だ。
同日からプレビュープログラム参加ユーザーにアップデートが“ローリングアウト”する段階ではまず、米、英、仏、伊、独、スペインでCortanaの提供を開始する。一般ユーザー向けのアップデートの段階で、日本を含む他の国や地域でもCortanaが利用できるようになるかどうかはまだ不明だ。
Xbox Oneでは既に、Kinectのマイクに向かって「Xbox、<ゲーム名>を開始」などと発声することで音声による操作が可能だが、使える命令語が限られており、正確な発音が必要だ。
Cortanaになれば、Windows 10と同様に、自然言語での操作が可能になる。PC版と同様に「Hey, Cortana」で起動する。
CortanaはKinectだけでなく、ヘッドセットのマイクからも操作できる。オンラインストアでのゲーム検索や友達のプレイ状況、パーティーの開始、Xbox Oneの起動(これはKinectのみ)などが可能だ。今後のアップデートで、Cortanaでできることが増えていく見込み。
Xbox OneのAnniversary Updateではこの他、ダッシュボードの刷新、Facebookのアカウントとの連系、Xbox OneとWindows 10のアプリストアの統合などが予定されている。
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