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血液中の酵素から年齢を推定、犯罪捜査で活用へ 米研究
血液中の酵素から本人の年齢層を推定する方法を米大学が考案。犯罪現場の血痕から犯人の年齢を推定するなどの活用を見込む。
米ニューヨーク州立大学オールバニ校はこのほど、血液中の酵素から本人の年齢層を推定する方法を考案したと発表した。犯罪現場に残された血痕から、犯人の大まかな年齢をすぐに割り出すなどの活用法を見込むという。
従来のDNA鑑定は分析に時間がかかり、年齢を推定するのも難しかった。研究チームは、血液中の「ALP」という酵素の濃度が年齢層と相関性があることに注目し、血液から年齢を推定する方法を考案。DNA鑑定と比べて分析のスピードが早まるほか、DNAデータベースにない個人の特定にも役立つとしている。
出血後48時間以内であれば問題なく検証でき、犯罪の発覚が遅れたケースにも対応できるという。今後一層精度を高め、実用化を目指す。
研究成果は科学誌「Analytical Chemistry」に掲載された。
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