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Uberの競合Lyft、アプリでの複数の立ち寄り指定を可能に
Lyftで、例えば帰宅途中にクリーニング店に立ち寄ったり、パーティーに行く途中でワインを購入するといった立ち寄りを、配車段階であらかじめ指定できるようになる。Uberにはない機能だ。
米配車サービスのLyftは8月8日(現地時間)、アプリでの配車オーダーの際、あらかじめ立ち寄る場所を指定できるようにしたと発表した。
Lyftの競合である米Uberにはまだこうした機能はない。
例えば、パーティー会場に向かう途中で友人をピックアップしたり、手土産のワインを購入したり、といった立ち寄りをあらかじめアプリで指定しておける。従来は目的地のみを指定した乗客が、乗車してからドライバーに口頭で立ち寄りを命じることが多く、時間やコストのロスになっていたという。
追加方法は、アプリで配車する際、目的地を設定した後で目的地の下に立ち寄ってほしい場所を追加するだけだ。
途中で気が変わったら立ち寄り場所を削除することもできる。
Lyftの料金は距離と時間から換算されるので、立ち寄って例えばワインを買っている間ドライバーを待たせれば、その分料金は上がるが、口頭での追加よりは効率的だろう。
Lyftは現在、日本ではサービスを提供していない。楽天が2015年3月、同社に3億ドル出資している。
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