Google+は「Google for Work」のコアに──Googleが3つの更新を発表
Googleが、ソーシャルサービス「Google+」のデフォルトを「新しいGoogle+」にシフトし、「コレクション」および「コミュニティ」をGoogle Appsユーザーの組織内コミュニケーションの場にすると発表した。
米Googleは8月30日(現地時間)、ソーシャルサービス「Google+」の3つのアップデートを発表した。
まず、Google+の「コレクション」および「コミュニティ」タブを、プロダクティビティサービス「Google Apps」ユーザーのための組織内でのコラボレーション/コミュニケーションプラットフォームにする。これは向こう数日中に“ローリングアウト”する。Google+担当のプロダクトマネジャー、ダニエル・バックリー氏は自身のGopgle+で「Google+は向こう数週間中にGoogle for Workサービスのコアになる」と説明する。
それに伴い、2015年11月に刷新したGoogle+の新しいUIをデフォルトにする。「以前のGoogle+に戻す」リンクは当面残すが、まだ新しいUIに移行していないユーザーも、新しいUIで表示されるようになる。
3つ目は新機能の追加だ。コメントにリンクと画像を追加できるようになる。また、コミュニティのオーナーとモデレーターが従来よりも投稿をコントロールできるようになる。また、通知センターが新しくなる。
2011年9月にスタートしたGoogle+は一時期、写真編集機能やグループチャット機能までついたSNSとして提供されていたが、写真機能は「Googleフォト」として、チャット機能は「ハングアウト」として独立している。GoogleはハングアウトをGoogle Appsのコミュニケーションツールとしてエンタープライズ向けに特化していくとしており、Google+も同じ運命をたどるのかもしれない。
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