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Apple、ソフトバンクの1000億ドルファンドに10億ドル出資か
Appleが、ソフトバンクグループの1000億ドル規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」への最高10億ドルの出資を検討しているとWall Street Journalが報じた。
米Appleがソフトバンクグループの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に最高10億ドルの出資を検討していると、米Wall Street Journalが12月12日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話として伝えた。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドは、ソフトバンクグループが10月に発表した総額1000億ドル規模になる見込みの大規模ファンド。発表時、同社は「複数のグローバルな大手投資家がこのファンドへの出資を検討中」としていた。
孫正義社長は、同ファンド設立により、「世界中のテクノロジー企業への出資をさらに推し進めることができる」と語った。同氏がドナルド・トランプ次期大統領との会談で約束した500億ドルの投資も、このファンドを通して行われることになる見込みだ。
トランプ氏は選挙運動中、AppleがiPhoneなどの主力製品を中国など海外で生産し、海外の子会社を使って課税逃れをしていると批判し、Appleに米国で製品を生産させるとしていた。
トランプ氏は一方、ソフトバンクの米国への500億ドル出資を高く評価した。
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