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ザッカーバーグ夫妻の財団、オバマ氏の元選挙参謀をUberから引き抜き
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが妻のプリシラ・チャン氏とともに運営する慈善団体Chan Zuckerberg Initiativeが、バラク・オバマ大統領の選挙参謀として名を馳せ、UberのCEO顧問を務めていたデビッド・プラフ氏をポリシー&アドボカシー担当プレジデントとして引き抜いた。
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは1月10日(現地時間)、妻のプリシラ・チャン氏とともに2105年に立ち上げた慈善団体「Chan Zuckerberg Initiative」(CZI)で、バラク・オバマ大統領の元選挙参謀で米Uberの取締役、デビッド・プラフ氏を“ポリシーおよびアドボカシー担当プレジデント”に迎えると発表した。
プラフ氏はオバマ大統領の2008年の大統領選で選挙参謀を務め、オバマ氏を勝利に導いたことで名を馳せた。2014年にUberのポリシーおよび戦略担当上級副社長に就任し、2015年には同社の取締役に就任し、トラビス・カラニックCEOの首席顧問を務めた。
ザッカーバーグ夫妻はまた、元政治家や専門家で構成する教育、科学、医療に関する公共政策諮問委員会を立ち上げることも発表した。その委員長として、ジョージ・ブッシュ元大統領の選挙参謀だったケン・メーラン氏を迎える。
プラフ氏は自身のFacebook投稿で、「CZIのポリシー担当の仕事は、より良い未来を構築したいと望むあらゆる人々の声を届ける最善の方法を見出すことだ」と語った。
ザッカーバーグ氏は今年の個人目標として全米の人々とリアルに対話することを掲げている。
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