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東京五輪メダルは“ケータイの金属”をリサイクル ドコモなど4月に回収スタート
使わなくなった携帯電話などから金属を集め、2020年の東京五輪のメダルを作るプロジェクトが4月に始動。全国のドコモショップなどで回収する。
2020年の東京五輪のメダルは、使わなくなった携帯電話などから回収した「リサイクル金属」で作る――大会組織委員会がそんなプロジェクトを4月に始めると発表した。五輪・パラリンピックの両大会で、金・銀・銅のメダル約5000個の製造を予定している。
プロジェクト名は「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」。昨年11月に組織委が方針を決定していた。金属の回収にはNTTドコモ、一般財団法人・日本環境衛生センターなどが協力。全国約2400店舗のドコモショップや自治体の施設に回収ボックスを設け、4月から回収を始める。回収する品目は場所にもよるが、携帯電話やPC、デジタルカメラなど。
組織委によれば、過去の大会でも原材料の一部にリサイクル金属を含むメダルが作られたことはあるが、メダル製作を目的に小型家電などを回収をした例はないという。「東京五輪で入賞者に渡すメダルを製造するだけでなく、大会後にも持続可能な社会の実現につながるプロジェクト」としている。
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2020年東京五輪では、不要になった携帯電話から収集した金属が、メダルに使われる見通しだ。
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