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エヴァン・ウィリアムズ氏、保有するTwitter株式の3割売却へ
Twitterの共同創業者で取締役、同社最大の個人株主でもあるエヴァン・ウィリアムズ氏が、保有株の一部を売却すると発表した。注力事業への投資やチャリティのためであり、Twitterの将来については楽観しているという。
Twitterの共同創業者で同社取締役でもある起業家のエヴァン・ウィリアムズ氏は4月6日(現地時間)、保有するTwitter株式の一部を向う1年間に売却する予定だと発表した。
株式を売却するのはTwitterの業績が理由ではなく、“個人的な理由”だと強調している。同氏はビズ・ストーン氏らとともに立ち上げたインキュベーターObvious Venturesへの投資や個人的な献金を続けるために現金が必要だと説明した。
同氏はMediumのCEOでもあり、Mediumは最近従業員のリストラと有料プランの開始を発表しているが、Mediumへの投資は予定していないという。
同氏は個人としてはTwitterの最大株主だ(IPO段階の保有株式は12%だった)。米証券取引委員会(SEC)に提出された文書によると、4月4日までに既に約27万株(約400万ドル相当)を売却済みだ。
Twitterは米Recodeに対し、ウィリアムズ氏は保有株の30%以上は売却しないと語った。
ウィリアムズ氏は「Twitterの取締役であることを誇りに思うし、同社の将来については楽観している」と語った。
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