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MicrosoftのSlack対抗「Teams」、教育機関向け「Office 365」でも提供開始
Microsoftが3月にまず企業向けに提供開始したチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」が、教育機関向け「Office 365」でも使えるようになった。「Windows 10 S」でも利用可能だ。
米Microsoftは6月23日(現地時間)、3月に企業向けに提供開始したチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」(以下、「Teams」)を教育機関向け「Office 365」ユーザーも無料で使えるようにしたと発表した。日本語を含む25カ国語で利用できる。
Teamsは、Slackに似たチームコラボレーションツール。Microsoftは「新しいチャット中心ワークスペース」と定義する。Office 365の他のアプリと連係し、Teams内のチャネル(会議室のようなもの)宛にOutlookでメールしたり、チャネル内でOffice文書を開いたりできる。
「School Data Sync」で、学校の情報データベースからクラスの生徒名簿データを自動的に同期できたり、教師が生徒とやり取りしながら教えられる「OneNote Class Notebooks」などの機能がある。
チャネルはクラス単位や職員向けの他、部活動用などを柔軟に作れる。
教育機関向けTeamsは、今夏発売予定の「Windows 10 S」搭載の安価な教育向けPC「Windows 10 education PC」で利用できる他、iOSおよびAndroid版の教育機関向けOffice 365でも使える。
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