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ソフトバンクの孫正義社長「UberおよびLyftとの議論に関心」
ソフトバンクの孫正義社長が第1四半期決算説明会の質疑応答で、Uber出資のうわさを認めた。「UberあるいはLyftのいずれと提携あるいは出資することになるかまだ分からないが、関心があることは確かだ」と語った。
「Uberとの議論に関心があり、Lyftとの議論にも関心がある」──。ソフトバンクの孫正義社長は8月7日、第1四半期(4〜6月期)決算説明会の質疑応答で、こう語った。
「どちらを選ぶかまだ決めていないが、米国は非常に大きく重要な市場であり、われわれは大きな関心を持っている。UberあるいはLyftのいずれと提携あるいは出資することになるかまだ分からないが、関心があることは確かだ」と英語での質問に英語で答えた。
ソフトバンクによるUberへの出資の可能性については、4日に米The Informationが情報筋の話として報じていたが、孫氏が決算説明会で初めて認めた。
同社は既に中国Didi Chuxing(滴滴出行)およびシンガポールGrabという配車サービス企業に出資している。
「シェアエコノミーは重要な業界だと考えている。ライドシェアの重要性は増してくる。」(孫氏)
Uberは現在米国で首位の配車サービスだが、創業者のトラビス・カラニック氏がCEOを退いた後、まだ新CEOが決まっていない。Lyftは自動運転事業に力を入れており、6月に英Jaguar Land Roverから25万ドル(約27億円)の出資を受けた。
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