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LINE、電子チケットで新会社 「LINE ID」で不正転売防ぐ

LINE、アミューズなどが新会社「LINE TICKET」を設立。チケット購入者の「LINE ID」をチケット情報とひも付け、不正転売を防ぐサービスを提供する。

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 LINE、アミューズなどは9月1日、電子チケットサービスを提供する共同出資の新会社「LINE TICKET」を設立した。チケット不正転売などを解決するサービス「LINE チケット」を2018年中に始める予定。

 メッセージアプリ「LINE」で、ユーザーごとに割り当てられた「LINE ID」を活用。チケット購入者のLINE IDを電子チケット情報とひも付け、本人確認することで不正転売を防ぐ考え。主催者とユーザー、LINEの「友だち」同士がトーク画面で電子チケット情報をやりとりができる仕組みも提供を予定している。

 イベントの主催者公認で、チケットを二次流通させる仕組みの構築も検討。「市場原理に即した価格設定を可能にする」(LINE)としている。

 新会社は、LINE、アミューズ、システム開発のテイパーズ(東京都港区)が共同出資。資本金は3億5000万円、出資比率は非公開。社長には、LINEの舛田淳取締役が就く。設立に合わせ、ライブ事業を手掛けるバンダイナムコライブクリエイティブ、アーティストマネジメントを行うエンジン(港区)と資本業務提携を締結している。

 近年、チケット高額転売が社会問題になる中、購入者本人のスマートフォンでのみチケットを表示できる電子チケットの導入が進んでいる。ただ、システムや運用は発展途上でトラブルも発生している。

 17年5月には、アミューズ所属の星野源さんのライブで、電子チケットを取得するためのアプリのシステムに問題が生じ、一部のユーザーが数千円〜1万円の通信料を過剰に請求された(関連記事)。

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