Microsoftの「Surface Book 2」、13インチは日本で11月16日発売
Microsoftが「MacBook Pro」対抗で2年前に発売した「Surface Book」の新モデル「Surface Book 2」を発表した。先代同様脱着式のハイブリッド端末で、新たに15インチモデルが加わった。13.5インチモデルのみ日本でも11月16日に発売する。価格は税込み20万664円から。
米Microsoftは10月17日(現地時間)、「Surface Book」の後継モデル「Surface Book 2」を発表した。15インチモデルが加わった。13.5インチモデルは日本を含む数カ国で11月9日予約開始、16日に発売する。価格は先代と同じ1499ドル(日本では税込み20万664円)から。15インチはまずは米国のみで発売する。こちらの価格は2499ドルから。
2015年10月発表のSurface Bookと外見はあまり変わらない。キーボード脱着式で「マッスルワイヤ」採用のヒンジも見た目は変わらないが、脱着部分は改善したという。
デバイス担当副社長、パノス・パネイ氏は公式ブログでSurface Book 2を「未来を創造するクリエイターのための未来的ノートPC」と位置付ける。プロフェッショナルに必要なデスクトップPCの性能、タブレットの多様性、薄型ノートPCの自由度を同時に提供するとしている。
先代との大きな違いは、プロセッサが米Intelの第7世代Core i5あるいは第8世代のCore i7になり(15インチはi7のみ)、ポートとして「USB Type-C」も備える点だ。バッテリー持続時間も長くなり、17時間としている(先代は12時間、ハイエンドモデルの「Surface Book with Performance Base」は16時間)。
13.5インチの重さは13.5インチは約1.5キロ(先代とほぼ同じ)、サイズは312×232×15〜23ミリ。15インチは重さは約1.9キロでサイズは343×251×15〜23ミリ。ポートはUSB 3.1フルサイズ×2、USB Type-C×1、3.5ミリオーディオジャック、Surface Connectポート×2(1つはタブレット側)、SDカードスロット。
ストレージは256GB/512GB/1TBのSSDから選べる。RAMは8GB/16GB(15インチは16GBのみ)。OSはWindows 10 Pro 64bit(Creators Update)。
ディスプレイは3:2の「PixelSense」で、13.5インチの解像度は3000×2000ピクセル(267ppi)、15インチは3240×2160(260ppi)。15インチモデルは米Appleの「MacBook Pro」より解像度が45%高いとしている。
別売の「Surface Pen」(税込1万2744円)、「Surface Dial」(税込1万1664円)に対応する。
Microsoftは同日、「Surface Precision Mouse」(99.99ドル)も発表した。こちらは米国では11月9日予約開始になっている(日本の発売については、本稿執筆現在不明)。
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