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改訂版「Twitterルール」公開 自殺助長や暴力など「何がダメか」をより具体的に説明
Twitterが10月の予告通り、「Twitterルール」を大幅改定した。自殺助長など、どのような行為が違反として強制措置対象になるのかが従来より明確になった。また、強制措置の内容についても以前よりは具体的になった。
米Twitterは11月3日(現地時間)、予告していたTwitterルールの改定を実施した。新しいTwitterルールでは、どのような行為がルール違反なのか、ルールに反した場合にTwitterがどのような措置を取るのかがより具体的になった。
旧版では「違反する行為をしているアカウントは、一時的または永久に凍結されることがあります」とのみ説明していた部分が、以下のようになった。凍結の場合は、Twitterは凍結の原因になったコンテンツがどれであるかを通告し、そのコンテンツを削除すれば凍結は解除されるようだ。
問題行為の説明も具体的になった。「暴力および脅迫」のタイトルが「暴力および身体的危害」に変わり、その下で「暴力」「自殺や自傷行為」「児童ポルノ及び児童の性的搾取」という項目に分けて説明している。
また、強制執行措置の対象とするかどうかの判断基準についての記述も追加した。同社は以前、ドナルド・トランプ米大統領による不適切ともとれるツイートを削除しないことについて批判を浴びた。
この他、トレンド、ユーザー名の誤使用、攻撃的な行為やヘイト行為などの項目を新設し、「スパム」だったタイトルは「スパムとセキュリティ」に変えた。スパムとセキュリティでも禁止事項を箇条書きにしている。
Twitterルールは全体的に大幅に変わったので、日本語版を確認されたい。
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