Google、「Amazon Echo Show」対抗の“スマートディスプレイ” ソニーやLenovoが発売へ:CES 2018
GoogleのAIアシスタント搭載のタッチディスプレイ端末が今夏から発売される。Lenovoの「Smart Display」は8インチモデルが199.99ドルだ。
米Googleは1月8日(現地時間)、音声AIアシスタント「Googleアシスタント」搭載の新たなカテゴリー「Smart Display」を発表した。米Amazon.comの「Echo Show」や「Echo Spot」のような、タッチディスプレイ付きスピーカーだ。
「Google Home」などのスマートスピーカーと同様に、「OK Google」あるいは「Hey Google」(日本では「ねえ Google」)と呼び掛けてから様々な質問や命令を音声入力できる。スマートスピーカーと異なり、ディスプレイがあるので、答えを音声だけでなく画像や映像で得られる。Echo ShowにはできないYouTubeの動画ストリーミングも可能だ。
動画チャット端末としても使える。具体的な動画チャットツール名は書かれていないが、Android/iOS端末の「Google Duo」ユーザーと動画チャットできる。
年内に、JBL、Lenovo、LG Electronics、ソニーがSmart Display製品を発売する見込み。Lenovoは今夏に、10インチと8インチのモデルを発売する。10インチが249.99ドル(約2万8000円)、8インチは199.99ドルだ。
Lenovoの製品は、米QualcommのSoC「SDA 624」上の「Home Hub Platform」をベースにし、フルHDの動画再生が可能。スピーカーは10ワットフルレンジ。
GoogleはCES 2018に久しぶりにブースを開いている。すぐ近くにブースを持つAmazonのAIアシスタント「Alexa」についても同日、「Windows 10」PCに搭載されることをHPやASUSなどのサードパーティーが発表した。
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