日本eスポーツ連合、プロライセンス発行手数料は5000円 ジュニア3000円
日本eスポーツ連合によるプロライセンスの発行手数料が5000円であることが「闘会議2018」の公式サイトで明らかになった。
日本eスポーツ連合が、優秀な成績を収めたプレイヤーに発行する「プロライセンス」の発行手数料が5000円であることが、ゲームの祭典「闘会議2018」の公式サイトで明らかになった。ジュニアライセンスは3000円。
日本eスポーツ連合は、日本国内のeスポーツ普及・推進を目指し、3つのeスポーツ団体を統合して2月1日に設立した団体。同連合が公認する大会・タイトルで優秀な成績を収めたプレイヤーを“プロゲーマー”に認定する「プロライセンス制度」を発表し、ネット上では「プロゲーマーの定義が曖昧」「タイトル選定の理由が不明確」という指摘も上がっていた。
2月10日〜11日に開催される闘会議2018で、初めてプロライセンスを発行する公認大会を開催。闘会議2018公式サイトで、対象タイトル「ストリートファイターV アーケードエディション」「鉄拳7」「パズル&ドラゴンズ」「モンスターストライク」の「大会概要」→「プロライセンスとは」を見ると、ライセンス発行手数料の記載がある。手数料は5000円で、13歳から15歳未満のジュニアプロは3000円。ただし、発行手数料の負担についてはIPホルダー(ゲームメーカー)によりポリシーが異なるという。
ライセンスは発行から2年ごとに更新。更新時は、更新費用やeラーニングによる講習が必要になる。
ライセンスの発行手数料について、2月1日の会見で岡村秀樹代表理事は「個人情報の管理や実務的な作業もあるので、そのコストを考えるとわずかばかり認定登録料をもらうことになるかと思う」と話したが、日本eスポーツ連合の公式サイトに発行手数料の記載はない(2月2日午後1時30分時点)。
関連記事
- なぜパズドラ? eスポーツ団体「プロ認定」 疑問の声も
2月1日に日本eスポーツの普及・発展を目指す新団体「日本eスポーツ連合」が設立。国際大会への日本選手の海外派遣支援などが期待されるが、同団体が発表した「プロゲーマーのライセンス制度」を疑問視する声も。 - 「日本eスポーツ連合」設立 国内団体を統合 プロゲーマーの条件は
日本国内のeスポーツ産業の普及と発展を目指す団体「日本eスポーツ連合」が発足。eスポーツ大会におけるプロライセンスの発行や大会の認定などを行う。 - 日本人選手が派遣できない eスポーツが“メダル種目”になるも……協会が抱える課題
eスポーツが、2022年のアジア競技大会のメダル種目に。だが、日本人選手を大会に派遣するには「越えなければならないハードルがある」。日本eスポーツ協会に聞いた。 - 日本でeスポーツが流行らないのは“おじさんゲーマー不足”? 協会理事に聞く
ビデオゲームなどの腕を競い合う「eスポーツ」。海外で盛り上がりを見せる一方、日本ではいまいち――日本eスポーツ協会の馬場章理事に理由を尋ねた。 - Cygames、「e-Sports」大会優勝者に1億円 国内最高額
Cygamesが、スマートフォンゲーム「Shadowverse」で優勝賞金が100万米ドル(約1億1000万円)の大会を2018年12月に開催する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.