ニュース
Intel、かなり自然なスマートグラスのプロトタイプを披露
IoTに注力するIntelが、一見普通のメガネに見えるスマートメガネ「Vaunt」のプロトタイプを米メディアに披露した。カメラは搭載せず、レーザーで文字情報を表示する。
米Intelが一見普通のメガネに見えるスマートメガネ「Vaunt」(自慢する、というような意味の動詞)のプロトタイプを披露した。米The Vergeが独占取材した記事で紹介している。
米Googleの「Google Glass」と異なり、カメラなどは登載しておらず、デザインはシンプルだ。できることも限られており、視界の下の方に赤いフォントでテキストが表示されるだけだが、道案内やSNSの着信通知などに使える。
フレームはプラスチックで重さは50グラム以下。コンピューティング機能はつるの部分に埋め込まれており、「VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)」と呼ぶ「クラス1」レベルのレーザーを目に当てることで400×150ピクセルの画像を表示する。
Bluetoothでスマートフォンと接続することで位置情報などを利用する。モーションセンサーを登載しており、コントロールは頭を動かすジェスチャーで行う。将来的にはマイクを登載し、音声で命令できるようにする計画という。
Intelは自社でVauntを販売するつもりはなく、技術をオープンプラットフォームにすることでOEMメーカーがこうしたスマートメガネを提供できるようにしていくとしている。
関連記事
- ARメガネ「Google Glass」の企業エディション、販売拡大
Google(から分離したX)が約2年の沈黙を破り、ARメガネ「Google Glass」の企業向けエディションの販売拡大を発表した。製造、物流、保守点検、医療分野向けの専門ソフトウェア搭載メガネをパートナーを通して企業に販売していく。 - Intel、AMDのGPU責任者、ラジャ・コドゥリ氏を新設グラフィックス部門長に
AMDとの提携によるGPU搭載プロセッサを発表したばかりのIntelが、AMDのRadeon部門トップだったラジャ・コドゥリ氏を新設グラフィックス部門のトップに迎えたと発表した。 - Intel、「Project Alloy」のスタンドアロンMR HMDは第4四半期に出荷と発表
IntelがCES 2017で、RealSenseカメラ搭載でセンサーもコントローラーも不要な“Merged Reality”ヘッドセット「Project Alloy」のデモを披露した。第4四半期にOEMから出荷される見込みだ。 - IntelもARヘッドセットを開発中?
RealSense技術を持つIntelがARヘッドセットを開発するのは自然なことかもしれない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.