米Twitterは2月8日(現地時間)、2017年第4四半期(10〜12月)の決算を発表した。2013年の株式公開以来、初めての黒字になった。
ジャック・ドーシーCEOは株主向け書簡で、28%のコスト削減が奏功したと語った。
売上高は前年同期比2%増の7億3200万ドル、初の純利益は9108万ドル(1株当たり12セント)。前年同期は1億6700万ドル(1株当たり23セント)の赤字だった。株式報酬費やTACコストなどの特別費用を除いた非GAAPベースでは1億4140万ドル(1株当たり19セント)の黒字だった。
売上高、非GAAPベースの純利益ともにアナリスト予想(6億8640万ドル、1株当たり14セント)を上回った。
広告の売上高は1%増の6億4400万ドルだった。米国では10%減、米国以外で18%増だった。
MAU(月間アクティブユーザー数)は前年同期より4%増加したが、前期比では横ばいの3億3000万人。米国では前期より100万人減少した。
ドーシー氏は発表文で「売上高はまた成長するようになり、GAAPベースでの黒字という目標を達成し、DAUの成長率は5四半期連続で2桁台を実現した」と語った。
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