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GoogleとFacebookの米広告シェアがAmazonとSnapの台頭で減少──eMarketer調べ
米調査会社eMarketerの予測では、GoogleとFacebookの米広告市場での2018年のシェアが減少すうる。Amazon.comやSnapchatのSnapの伸びの影響によるという。
米Googleと米Facebookの米国における2018年のデジタル広告市場シェアが前年比で減少するという予測を、米調査会社eMarketerが3月19日(現地時間)に発表した。
2社のシェアは合わせて56.8%と依然として過半だが、前年より1.7ポイント減少する。eMarketerは、米Amazon.comや米Snap(Snapchat提供企業)が両社のシェアをわずかずつながら侵食していると指摘する。
Googleの2018年の広告収入は、前年比14.5%増の399.2億ドルに、Facebookの広告収入は16.9%増の210億ドルになると同社は予測する。FacebookはメインのFacebookサービスでの広告収入は伸びが鈍化するが、傘下のInstagramのモバイル広告が伸びるという。
Amazonの広告事業の伸びはゆっくりではあるが、2018年に初めて20億ドルを超える見込という。これにより市場シェアは2.7%になる。Snapの広告収入は10億ドルになる見込み。
米Twitterは4.9%減の11.2億ドルで、シェアは1%に落ちるとeMarketerは見ている。
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