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Uberの前CEOカラニック氏、新興企業CSSのCEOに就任
昨年6月にUberのCEOを辞職したトラヴィス・カラニック氏が、不動産関連の新興企業を1億5000万ドルで買収し、CEOに就任した。
米Uberの前CEO、トラヴィス・カラニック氏は3月20日(現地時間)、自身の投資ファンド10100で新興企業City Storage Systems(CSS)を1億5000万ドルで買収し、同社のCEOに就任したとツイートで発表した。
CSSは、不動産を購入して食品や小売りサービス向けに再開発する事業にフォーカスするという。同社は現在、Cloud Kitchensという名称で、LinkedInによると、食品業者にデリバリー専用サービス開設のためのインフラとソフトウェアを提供する企業とある。
カラニック氏は、今後数年でこの事業には10兆ドル以上の商機があるとし、「15人のスタートアップで働きたい人は私にメールしてくれ」と書いている。
これを受けてUberの現CEOであるダラ・コスロシャヒ氏は自身のTwitterアカウントでカラニック氏に祝辞を送り、「Cloud KitchensはUberEATSのパートナーだ」とツイートした。
カラニック氏は昨年6月、様々な問題が浮上する中で取締役会からの圧力により、UberのCEOを辞職。3月初旬にプライベート投資ファンド10100の立ち上げをツイートで発表していた。
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