FTC、Facebookのデータ流出について調査中と発表 上院は公聴会開催へ
Facebookのデータスキャンダルをめぐり、米連邦政府の消費者保護当局が調査中であると正式に発表した。また、連邦政府上院司法委員会はFacebook、Google、TwitterのCEOにプライバシー保護に関する公聴会への出席を要請した。
米連邦取引委員会(FTC)の消費者保護局は3月26日(現地時間)、米Facebookが個人情報を適切に管理していたかどうか非公開で調査していると発表した。
同局は声明文で「最近のFacebookの個人情報取り扱いに関する報道を非常に真剣に受け止めている」と語った。これは、17日の米New York Timesと英Guardianを皮切りに様々なメディアが報じているFacebookの約5000万人のユーザーデータが不正に流出した問題を指す。
FTCは2009年にもFacebookの個人情報取り扱いについて調査し、2011年に和解した。このとき、Facebookに対し、包括的プライバシープログラムの実施と、向こう20年間にわたる第三者機関による定期的(2年に1度)な査察の受け入れを義務付けた。FTCは声明文で「以前FTCと合意した企業は、FTCの規定に従う必要がある」とも語った。
また、米連邦議会上院司法委員会は同日、データプライバシーに関する公聴会を4月10日に開催すると発表した。Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOだけでなく、米Googleのスンダー・ピチャイCEO、米Twitterのジャック・ドーシーCEOにも公聴会への出席を求めた。【UPDATE】上院司法委員会は4月4日、この公聴会にはザッカーバーグ氏のみを招請すると発表を更新した。
「ソーシャルメディア業界のデータプライバシーの未来について議論し、企業が革新のインセンティブを維持しつつ消費者の期待に応えるプライバシーに対するアプローチを開発するよう促す“交通規則”を策定する方法について議論する」としている。
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