米Adobe Systemsは、AcrobatとReaderのセキュリティアップデートを米国時間の5月14日に公開すると予告した。
Adobeのセキュリティ情報によると、14日のアップデートでは、WindowsとMac向けのAcrobatとReaderに存在する複数の深刻な脆弱性を修正する。
優先度はいずれも「1」と位置付けられ、差し迫った悪用の危険があることをうかがわせている。
脆弱性は、Acrobat DC/Acrobat Reader DC(Consumerトラック)の2018.011.20038までのバージョンと、Acrobat 2017/Acrobat Reader 2017(Classic 2017トラック)の2017.011.30079までのバージョン、およびAcrobat DC/Acrobat Reader DC(クラシック2015トラック)の2015.006.30417までのバージョンが影響を受ける。
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