トヨタの自動運転ソフト開発子会社、即戦力エンジニアの募集開始 1000人規模での開発体制目指す
トヨタ自動車が3月に立ち上げた自動運転ソフトの研究開発を行う新会社「Toyota Research Institute Advanced Development」(TRI-AD)が即戦力となるエンジニアの新規採用を開始した。同社に出資するトヨタ、アイシン精機、デンソーからのエンジニアを含め1000人規模での開発体制を目指す。
トヨタ自動車が3月に立ち上げた自動運転ソフトウェア開発の新会社「Toyota Research Institute Advanced Development」(TRI-AD)はこのほど、即戦力となるエンジニアの新規採用を開始した。同社に出資するトヨタ、アイシン精機、デンソーからのエンジニアを含め、将来的に1000人規模の開発体制を目指す。
TRI-ADは、乗用車の自動運転技術や自動運転用地図の自動生成技術の開発、およびSDKなど開発環境作りなどに取り組む。出資企業の他、自動運転やAIの研究を行う米Toyota Research Institute Advanced(TRI)とも連携し、研究から製品まで一気通貫で開発するという。
エンジニアの募集要項は採用サイトで公開。募集職種は、AI技術のエンジニア、ヒューマンセンシング技術開発を担うエンジニア、他社とのコラボ等を担当するビジネスデベロッパーの3種で、「情熱を持って世界トップレベルの自動運転技術の開発を推進できる即戦力」を求めているという。なお同社の社内公用語は英語で、いずれの職種でもTOEIC730点以上の英語コミュニケーション能力が必須となっている。
TRI-ADはトヨタが90%、アイシン精機とデンソーがそれぞれ5%出資し、資本金5000万円で設立。3社の従業員約300人体制で発足し、現在は東京・日本橋のテンポラリーオフィスを拠点に活動している。2019年7月からは、現在日本橋に建設中の複合施設内のオフィスに入居する予定。
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